関西国際空港(KIX)が記録した“ある快挙”に世界中のネットユーザーたちが静かな衝撃を受けています。1994年の開港以来、同空港では実に30年間にわたり、一度も乗客の手荷物を紛失していないそうです。年間2000万〜3000万人が利用する国際空港において、驚異の記録です。
空港職員によると、「特別なことをしている実感はない」とのこと。しかし、利用者の側にはその“当たり前”がどれだけ特別なことか、よくわかるようです。特に海外では、遅延や紛失は“起きて当然”とすら思われがちなだけに、日本の空港の「失くさない文化」は多くの共感と驚きを呼んでいます
コメント欄では、「これが普通になればいい」と願う声もあれば、「それが普通な国があることが既にすごい」と感嘆する声もありました。海外の人々の反応をご紹介します

・関空:人工島に何千もの飛行機を着陸させ、30年間一度もスーツケースを紛失せず。
自分:自宅で鍵を紛失。 +818
・関空で初めて荷物を失くす担当者には、一生の赤っ恥という名の十字架が待っていそうだ。 +150
・本当にその通り 😌 +21
・関西国際空港(KIX)は、30年間一度も乗客の手荷物を紛失していないそうだ。
日本で7番目に利用者数の多いこの空港は、1994年9月の開港以来、年間2000〜3000万人が利用しているにもかかわらず、手荷物の紛失はゼロとのこと。
イギリスの航空格付けサイト「Skytrax」も、関空の手荷物引き渡しを世界一と評価している。
広報担当の高西健司氏はCNNに、「特別なことをしているという実感はない」とコメントしたらしい。 +1159
・まさにその通り……つまり彼らはちゃんと仕事をしているだけ。他の国はこれを見習うべき。 +718
・そうそう、我々なら15の工程を省いて人員減らして利益倍増。失客?たかが100万人分だろ?/s 😎+178
・いやそれ、もはや皮肉じゃないかも……+19
・「吸い込まれる側が悪い」という精神、ちょっとだけ真理。+3
・だからこそ、ソニーのような企業のカスタマーサービスは最近ひどいことになっているんだ。彼らは計算済みなんだよ。たとえば、怠慢で、雑で、遅くて、使いにくい、あるいは見つけにくいサポートのせいで顧客の3%を失ったとしても、それによる損失は、ちゃんとしたカスタマーサービス部門を維持するコストよりも小さいという判断なんだ。
看板商品で十分な良いイメージを得ているから、それでいいと思ってるんだろう。
俺は一生忘れない。昔、V-modaっていう会社のヘッドホンが大好きだった。業界で一番の保証制度があって、電話でもメールでもすぐに返事がもらえたんだ。
でもさ、ローランドに買収されてからは、もうダメ。いまじゃ返事すら来やしない。正当な保証請求でさえ無視されるんだから。 +3
・つまり、日本の手荷物係たちは皆が正直者ってことだ。他の空港で荷物がなくなる原因の多くは、妙なごまかしにある。なくしたんじゃない、ギターやスーツケースは実際には「盗まれてる」んだよ。 +7
・空港、そして日本。
でも今回は本当だった。先月そこに着いたけど、あの手際の良さは異次元だった。あんなに早く荷物を受け取ったのは初めてだったよ。 +83
・みんな本当に親切で丁寧だし、税関職員なんて「ここにずっといたい」と思わせるほどだったよ。満面の笑顔で「日本へようこそ」と言われた。
3時間の乗り継ぎ時間があって、ターミナルのポケモンストアに行きたくてさ。職員が搭乗券を確認して、「ここを出るってことは保安エリアを離れるけど、大丈夫?」って親切に聞いてくれたんだ。
「買い物です」って答えたら、「ポケモンストア?ターミナル1、シャトルバスで行けるよ」って。
あの人、ほんとに期待以上だった。アメリカのTSA職員みたいに、乗り継ぎ客を犯罪者みたいに扱う人たちとはまるで違う。 +76
・「特別なことをしているとは思っていません」
他の空港だったら?「荷物がなくなった?知らん、出直せ」だよな。 +88
・それ、まさに「いかにも日本の広報」って感じの返答だよね。 +15
・「特別なことはしていない」のは関空の広報担当であって、実際に特別なことをしてるのは物流チームのほうだよ。 +12
・それって東京の空港?
自分はそのとき大遅刻してて、でもスタッフがすべてを整えてゲートまで走ってくれたんだ。最高だったよ、本当にありがとう!
もし「一度も乗り遅れを出していない」なんて記録があっても、信じるかもしれない😄 +8
・「荷物を紛失するのは航空会社ではなく、空港だ」ってことを思い出させてくれる良い機会だね。 +277
・それは必ずしも正しくはないよ。アメリカの多くの空港では、手荷物処理システムを大手航空会社が所有しているんだ。というのも、地方・州・連邦レベルの政府は、空港建物は提供してもインフラ整備には投資しなかったからね。その結果、航空会社自身がコンベヤーシステムを設置して、何十年も自前でメンテしてきた。レンタル料を払うより安上がりだからさ。
そして大手がこの仕組みを手放すことは滅多にない。
僕は、30年以上同じ設備を使い続け、更新は必要に迫られた時だけという例を見てきた。通常、この更新周期はTSAの規定により10年ごと。9/11以降、TSAは荷物の仕分けや保安に莫大な投資をしてきたからね。大空港や航空会社はもっと頻繁にアップデートしていて、ATLやDFW、ORD、JFK、LAX、SFO、DEN、FLLなどでは毎年大型プロジェクトが動いてる。
一方、小規模空港はTSAの機械更新を待って、連邦資金を使ってシステム改修するのが通例だ。
TSAには「PGDS」っていう標準規格があって、空港のスクリーニングセクションの運用方法を決めてる。彼らは、荷物がどのように流入するかにも注意を払っていて、スタッフに過剰な負担がかからないようにしてる。だから機械を更新する際は、新しい搬送ラインやコンベヤーの総取替えも資金援助の対象になるんだ。
たとえば新築の小型荷物システムなら、コストは1億〜1億5千万ドル。再制御システムの更新ならその一部、通常2,500万〜5,000万ドルで済む。そのうち1,000万〜5,000万ドルをTSAが負担してくれるかどうかは、スクリーニングエリアの規模と複雑さ(PGDSで言うところのCBIS)次第。
結局のところ、すべてはインフラへの投資なんだよ。どの航空会社も荷物を失くしたくなんてない。だって、その後の配送に莫大なコストがかかるから。僕が関わってる空港でも、紛失率はだいたい5万個に1個程度だね。 +86
・これぞ日本って感じだな。 +839
・日本の空港文化についての2時間ドキュメンタリーとか、絶対あるよな。みんな働きすぎて疲弊しすぎて、飛び降り防止ネットまで設置されてるような世界でさ。 +488
・でも少なくとも俺の荷物はちゃんと届いたわけだし。この犠牲、誇らしく享受させてもらうよ。
/S(皮肉ですよ念のため) +239
・人が命を絶ってるのに電車が時間通りに動いてるのは、ちょっと感動的ですらある。それだけ冗長性があるってことだ。 +85