文化・歴史

外国人「三十にして焦るな、北斎は七十まで無価値と断じた」浮世絵『大波』に秘められた老いの哲学【海外の反応】

葛飾北斎――浮世絵界の鬼才にして、70歳までは自らの作品を無価値と評したという異色の画家です。彼の代表作『富嶽三十六景』の中でも、特に有名な『神奈川沖浪裏』、通称「大波」は、日本の伝統美と自然の猛威を鮮烈に捉えた傑作として、世界中で愛されています。

「70歳までの作品は取るに足らぬ」と語った北斎の言葉は、若さに焦りを感じる現代人にとって、一種の癒やしの言葉ともなっています。海外の視聴者からも、「30歳で焦るな」「成長に終わりはない」という励ましの声が数多く寄せられました。これこそ、北斎が生涯にわたって追求した「老いてなお進化し続ける」という真髄なのでしょう。

また、この大波の版画に描かれた船は単なる漁船ではなく、荒波を恐れず挑む勇敢な運搬船。10人の男たちが息を合わせ、巨大な波を切り裂く姿は、北斎が愛した庶民の逞しさと誇りを象徴しています。

古今東西、芸術家の多くは若き日の輝きに酔いしれがちですが、北斎は違いました。彼は老いをただの衰えではなく、深みを増す力と捉え、100歳を超えても創作を続けると誓ったのです。そうした不屈の精神が、現代の私たちに深い感動を呼んでいるのです。

この動画を通じて、「大波」という一枚の浮世絵がいかに時代を超えて語り継がれ、海外の人々の心を揺さぶっているのか、海外の声を紹介します。

・「七十までは見る価値なし」って言われてさ…30歳になって焦ってた自分にはまるで心の救いだったよ。まさに今、こういう言葉が必要だったんだと思う😅 +1817

・大波のパズルを部屋に飾ってて、北斎の本も読み終えたばかり。彼が言ってた言葉がずっと心に残っててね。
「七十までは自分の描いたものは注目に値しなかった。八十歳では上達していることを願い、九十歳では物事の根本原理をもっと見抜けるようにしたい。百歳では芸術の神域に達し、百十歳になれば一筆一筆がまるで生きているようになるだろう」って。
年齢を重ねても成長し続けるという考え方、本当にかっこいいし、年を取ることがむしろ強みになるんだって思えるんだ。 +1333

・こういう動画って、サボってても罪悪感なく見られて最高だよね。大好き! +10000

・気づかなかった人へ補足。あのバックの音楽、ドビュッシーの「海」だよ。実は「大波」からインスパイアされて作られた有名な曲なんだ🎵 +2949

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外国人「日本は完璧に昇華する」ペリー提督が持ち込んだウイスキー、日本で奇跡の進化を遂げていた【海外の反応】

1853年7月8日、ペリー提督が黒船で浦賀に来航し、日本に開国を迫った出来事は、歴史の大きな転換点として知られています。
その折、ペリーは歓迎の席で日本側にウイスキーを振る舞い、さらには110樽ものウイスキーを献上したと伝えられています。
当時の「強制的な贈り物」は、やがて日本独自のウイスキー文化を花開かせ、現在では世界的な高評価を受ける数千億円産業に成長しました。

そんな逸話を紹介したある投稿がX上で話題となり、外国人たちからも様々な声が寄せられています。
以下にその投稿と海外の反応をご紹介します。

・1853年の今日、ペリー提督が日本を開国させるために江戸湾に来航。
ペリーは歓迎の席で日本側にウイスキーを紹介し、その後、110樽を天皇に献上した。
今や日本のウイスキーは、数千億円規模の一大産業にまで成長している。

・細かいところまで気を配って「Whiskey」と「Whisky」を正しく使い分けてるのに感心したよ

・ウイスキーはいつだって最高だ。そして最高のウイスキーはアイルランド産!

  ・それはまさにスコットランド人の言い分だな(笑)

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