日本政府が、今月の国連総会でパレスチナ国家を承認しない方針だと報じられ、XにてIran Times(イランはパレスチナ支持)というアカウントが速報として投稿したところ、パレスチナ支持の立場に立つ人から、批判の声などが上がっていました。
2023年10月にパレスチナ・ガザ地区を実効支配する武装組織ハマスがイスラエルを攻撃して以降、ガザでの戦闘が激化し、多くの民間人が犠牲となりました。国際社会ではパレスチナ国家の承認を求める声が高まる一方、イスラエルは強く反発。こうした中、日本政府は2025年9月17日、パレスチナの国家承認を見送る方向のようです。
背景には、米国との同盟関係を重視する姿勢や、イスラエル側の反応への懸念、中東情勢のさらなる悪化を避けたいという意図があるようです。また、日本は他国の動きに流されず、自ら「適切な時期と方法」を慎重に見極める方針を取っており、拙速な承認が逆効果になるとの見方も影響しているようです。
日本政府は、イスラエルへの圧力を目的としたパレスチナの国家承認を見送る方向で最終調整に入った。複数の政府関係者が17日、明らかにした。承認すればイスラエルが態度を硬化させ、パレスチナ自治区ガザの情勢が一層悪化すると懸念。イスラエル寄りの米国に配慮し、歩調を合わせるとみられる。近く正式に表明する。(引用元:産経新聞 )
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